ところで、プジョー1007のエクステリアデザインは、ピニンファリナ社とプジョーの共同である。インテリアは、アクセントカラー部の着せ替えを可能としているのが特徴だ。エンジンは、1.6DOHCと1.4SOHCで108ps/5750rpm、最大トルク15.0kgm/4000rpmの2種類で、2トロニックと呼ぶセミATと組み合わせている。
全長3730mm、全高1630mm、全幅1710mm、ホイールベース2315mm、車重1270kg、Bセグメントのコンパクトカーの中でも短く且つ、背が高く重いが、寝かされたAピラーのため、キャビンは全体に後ろよりで前席優先である。後席は幅にゆとりはないが、つま先が前席の下に十分入り、着座位置を高くとることでひざの曲げなどでの窮屈感がなく、思ったほど狭くは感じない。
両側のスライドドアの開口を大きく取り、座席の高さも程よい高さなので、乗り込むのに比較的楽に乗り込める。また、狭い駐車スペースでも開閉に気を使わないですむ。ただし、ラゲッジルームはコンパクトを追求しているので、奥行き400mm程度の広さはやもう得ない。
ただ、プジョー1007のお洒落なカメレオキットとして、シートクッション部、ドアパネル、エアコン吹き出し口カバーなどのパーツを、好みの色(12色)に手ごろ価格で交換できる楽しみがある。
プジョー1007は、キビキビとした軽快感はさほどなく、高速においても時速100kmでのエンジン回転数が3000rpmと比較的高く、快適と言うわけではない。2トロニックには、多少慣れが必要で、日常はオートモードに任せた自動変速の方が良いだろう。急な坂道での発進や、微速移動はやや苦手ではある。しかし、高速走行では直進安定性の安心感は十分なレベルが確保されている。
重心高の高さからくる不安定感などは、一連のプジョーの印象とは異なるところもある。一方で、車重の重さは、どっしりとした乗り心地をもたらしていた。プジョー1007が目ざしているものは、走りではなくユニークなスタイル、カラフルなお洒落感覚を楽しむといったカップルをターゲットとしているのである。
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